テキストにあたること

出された課題をみていると、全くとんちんかんなことを書いてくる人がいる。「コミュニケーションメディアを比較しなさい。」という課題を最近出したのだが、「電子辞書と紙の辞書」の比較を書いてきた。あなたは電子辞書でコミュニケーションをするんですか?と突っ込みたくなる。しかし、この比較はまだいい方だ。


ある人は「電車とバスの違い」を書いてきた。そして●組の◎◎さんは、「柔らかい××と、固い××」なんていう、ここには書けないようなことを書いてきた。


どうしてこのようなことが起こるのか?テキストにあたっていないということが考えられる。「テキスト」とは、教科書であったり、国語プリントであったりする。それを読み、不明な点を解明すれば、そのようなとんちんかんな間違いは起こらないはずである。テキストを軽視している証拠だ。


社会に出て、仕事をすると、仕事の企画や手順は全てテキスト化されている。それに当たらず、まわりの雰囲気で「あんなことをすればいいのだな」と早のみこみをするととんでもない失敗を起こすことになる。「テキストを読んでわからないところを見つける」ということが重要なのだ。「わかろうともせず、初めから周りに聞く。」ということをすると、◎◎さんのようにとんでもないことが起こる怖れがある。